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ヴァザーリの回廊、一般公開

来月から約2ヶ月間、Corridoio Vasariano コッリドイオ・ヴァザリアーノ(ヴァザーリの回廊) が、再び一般公開されることになりました。最近は年に2~3回のペースで公開されていますが(前回は5月4日~6月10日)、なにしろ不定期で公開されますので、興味のある方はこの機会をぜひお見逃しなく!

a0207108_317763.jpg<公開期間>
10月5日~12月16日、2011年
<曜日・時間>
水/金曜 -- 14:00~、16:30~
木曜 -- 9:00~、11:30~
*毎週6回開催(要予約)
<料金> 15ユーロ 
含まれているもの・・予約手数料、Uffizi美術館、特別展
*見学は伊語のガイド付きで
所要約1時間
*オフィシャルサイトはこちら

料金(15ユーロ)は通常のウッフィーツィ美術館の入場にかかる金額(美術館+特別展+予約)と全く同じです。ヴァザーリの回廊の見学を予め予約しておけば(ついでにウッフィーツィ美術館の入場時間の予約もできます)、たったの15ユーロで<ヴァザーリの回廊+ウッフィーツィ美術館+特別展>のすべてが見学できるわけですから、このチャンスを逃す手はない!って感じです。

*上記以外の期間でもヴァザーリの回廊を見学する事はできますが、個人の予約は受け付けていないため、現地のツアー会社を通しての申し込みとなります。しかし、各ツアー会社が用意している「ヴァザーリの回廊ツアー(ウッフィーツィ美術館含む+英語ガイド付き)」の料金は、どれも一人当たり80ユーロ前後と大変高額です。
なのでもし可能であれば、この一般公開の時期に見学されることを強くおすすめします。

見学はウッフィーツィ美術館3階(セコンド・ピアノ)にある、普段は鍵のかかった「開かずの扉」から始まります。最後はピッティ宮殿のわきの中庭に出ますので、ヴァザーリの回廊の前にウッフィーツィ美術館を見学した方が効率がいいです。予約は電話でのみ受付となります(+39)055 294883(伊語と英語)。
一度に予約できる人数は5名まで。大変人気があるのでご予約はお早めに。
*回廊内は撮影禁止です。上の写真は他から拝借したもの。

*最新の開催日程を知りたい方はこちらをご覧下さい。

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「ヴァザーリの回廊」って何?

a0207108_3554727.jpgヴァザーリの回廊とは、シニョリーア広場にあるヴェッキオ宮殿とアルノ川の向こうにあるピッティ宮殿をつなぐ、いわば「渡り廊下」のことです。この回廊は1565年、メディチ家のコジモ一世の要望により、わずか5ヶ月で建造されました。そしてその依頼を受けた建築家がヴァザーリ(Giorgio Vazari)です。ちなみに現在のウッフィーツィ美術館の設計も、このヴァザーリによるもの。さらに彼は宮廷のお抱え画家でもあり、フィレンツェのドゥオーモの天井画(クーポラ内のフレスコ画)「最後の審判」も手がけています。又、彼が記した芸術家の伝記・評論本、『画家・彫刻家・建築家列伝』(または単に「芸術家列伝」)は、ルネッサンス美術史の参考資料ともなっている大変重要なものです。

さて、それではなぜこのような大掛かりなもの(造るのがいかにもややこしそうなもの)が造られたのか。いろいろ説はあるようですが、晩年スキャンダルが絶えなかったコジモ1世が自分の仕事場であるヴェッキオ宮殿と自宅のピッティ宮殿の間を、安全にかつ市民の目に触れずに行き来したかったから、というのが有力なようです。


ヴァザーリの回廊は全長約1km。
建設から450年ほどの歳月が過ぎた今でも、その全貌を目にすることができます。

a0207108_629589.jpg←ヴェッキオ宮殿とウッフィーツィ美術館を繋ぐ回廊。
ヴァザーリの回廊は実際はここから始まります。

ウッフィーツィ(Uffizi)は現在は美術館ですが、当時はメディチ家の事務局(フィレンツェ公国の行政局)でした。「Uffizi」という名はイタリア語の「Uffici ウッフィーチ (オフィス)」に由来したものです。

a0207108_6352193.jpg






ヴェッキオ橋の上を通るヴァザーリの回廊の小窓からの眺め。→
アルノ川や橋をの上を行き来する人たちが見えます。
コジモ一世もこれと同じ景色を眺めながらここを通っていたんですよね。。

下の写真では、ウッフィーツィ美術館の脇から出た回廊がヴェッキオ橋の方へ進み、そのまま橋の上を渡っていく様子がよく分かります。

アルノ川の上にどうやって回廊を渡らせればよいか、、、
ヴァザーリはそこに一番頭を痛めていたようです。

a0207108_6325053.jpg

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下の地図で「ヴァザーリの回廊」をもう一度確認。
①・・ヴェッキオ宮殿とウッフィーツィ美術館をつないでいる部分。
②・・回廊の見学が始まる位置。
③・・見学が終わった時の出口。

回廊部分はオレンジ色で記されています。ヴェッキオ宮殿→ウッフィーツィ美術館→アルノ川沿い→ヴェッキオ橋→ピッティ宮殿、、、全てがつながっているの、分かりますか?

途中、ヴェッキオ橋を渡ってすぐに「サンタ・フェリチタ教会」があります。回廊とこの教会はくっついていて、その部分にバルコニーがありますが、当時メディチ家の人々は階下に降りずに(市民と直接触れることなく)、そこからミサに参加できていたとのこと(今はガラス張りになっていて中が覗けるだけ)。それにしてもこんな回廊を実際につくってしまうところがすっごいですねぇ~。お金と権力を持った人は、やる事も考える事も違う!

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回廊内は現在ギャラリーのようになっていて、メディチ家自慢のコレクション約700点が壁一面にズラリと並んでいます。特に自画像のコレクションは有名。この回廊を手掛けたヴァザーリの自画像を筆頭に、数々の巨匠たちの自画像、そしてメディチ家の人々の肖像画、その他多くの名画を鑑賞することができます。


・・1993年5月27日、ウッフィーツィ美術館のすぐそばで自動車爆弾によるテロが発生し、通行人ら5人が死亡、50人以上が重軽傷を負うという大惨事が起きました。建物の一部(ヴァザーリの回廊)も壊れ、唯一無二の貴重な美術品にも被害が及びました。しかしそのうちの何点かは修復され、それら絵画の修復前後の状態を見学の中で見ることができます。


イタリア語が分からない方でも見学に参加する価値は大です。
一風変わったフィレンツェ名物の回廊をこの機会にぜひご覧下さい!*補足があります。

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by girasole7 | 2011-09-29 07:58 | 見どころ・美術館情報