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おじいちゃんのプレゼント ~Burrata ブッラータ~

今日は私が働いているホテルでのお話。。

先日の金曜は2日後の日曜日に行われる「フィレンツェ国際マラソン大会」の影響で、チェックインが朝から夜遅くまで続くという大変忙しい一日でした。予約のほとんどはイギリス人。でもその中に一人だけイタリア人のお客さん(マラソンとは無関係)が混じってました。

このイタリア人のお客さん、80歳のおじいちゃんなんですが、、自分で知らせてきた予定時刻を大幅に過ぎて、やっとホテルに到着。聞けば、Firenze S.M.N.駅から1時間以上かけて歩いて来たとか。
普通は徒歩で15分の距離なんだけど、、足が悪いのと道に迷ったせいで時間がかかったらしいです。
それはお気の毒だけど、なんでタクシーに乗らないんだろう。。ε-(´`)ため息・・
そりゃもう場所が分かりにくいだの、メールで知らせてきた道案内が間違ってるだの、散々文句言ってましたね。(←とりあえず文句を言わないと気が済まないのがイタリア人 ┐(´~`)┌ ヤレヤレ)

このおじいちゃんはバーリ(Bari)から飛行機と電車を乗り継いでフィレンツェまでやって来たわけですが、バーリといえば南イタリア、プーリアの州都。世界遺産のアルベロベッロやマテーラへの拠点ともなる町です。
せっかくなので以前それらの町を訪れたときの話などを持ち出してみる、、
それが功を奏したかどうかは??ですが、どうやらおじいちゃんの機嫌が回復した様子。
(←もともとそれほどお怒りヾ(。`Д´。)ノ彡でもなかったんですけどね・・)

...すると部屋へ案内した私に「そうだ、君にプレゼントをあげよう!」とおっしゃるではないですか!
おおぉぉぉ、、なに、なにぃ~♪

うんしょ、うんしょ、と何やら大きな箱型のものを取り出すおじいちゃん。
出てきたものは30x20x15h(cm)ほどの大きさで、さらに保冷バッグで二重に包まれているもの。

中から出てきたものは→→→ BURRATA!!

ビニールできっちり密封された発泡スチロールの箱の中に、Burrata(ブッラータ/10個くらい)と箱いっぱいの水が入っていました。*Burrata→モッツァレッラに似たクリーミーなチーズ

もう何がすごいかって、旅行カバンの3分の1のスペースを占め、カバンの重量が倍以上になろうとも、あるいは長~い旅路になろうが、足が弱かろうが、こうしてはるばる自分の手で持ってくるところがすごい!!!
∑( ̄Д ̄;)汗 (←ヴィー曰く、典型的な南の人)

遠い国からやって来た私に、プーリア自慢の食べ物を味見させたいと思ったのか、、、
そんな大変な思いをして持ってきたブッラータを、私だけでなくヴィーにもと2個もくださいました。(≧ω≦)感謝!
もともとフィレンツェの知人(親戚)に持ってきたものと思われますが、、(まさか全部自分用じゃないよね)
半端に開いてしまったビニールが気になる、、(注:箱に蓋は付いてません)

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これがそのいただき物のブッラータ↓↓つきたてのお餅のようにプヨプヨしてます。見た目はモッツァレッラチーズ。なぜなら外側はモッツァレッラだから。。。
普通のモッツァレッラチーズに比べて高価で、どこでも手に入るものではないです。
おじいちゃんのプレゼント ~Burrata ブッラータ~_a0207108_121426.jpg
中を開くとこんな感じ。
おじいちゃんのプレゼント ~Burrata ブッラータ~_a0207108_1213567.jpg
もっと開くとこんな感じ。
おじいちゃんのプレゼント ~Burrata ブッラータ~_a0207108_1215961.jpg
さらに持ち上げてみると、、
おじいちゃんのプレゼント ~Burrata ブッラータ~_a0207108_1221957.jpg

チーズでありながら生クリームのような、まろやかでコクのある味です。チーズが苦手な私でも全く問題なし。
フィレンツェでも何ヶ所かブッラータを出しているレストランがあり、日本から来た友人や家族にも食べさせたりすると、皆必ずこの濃厚なミルク味の虜になります。あぁ~至福の時。。(* ̄∇ ̄*)

*Burrata ブッラータ*
ストラッチャテッラ(裂いてほぐしたチーズに乳清入り生クリームを混ぜ合わせたもの)を、袋状のモッツァレッラチーズに詰め込んだフレッシュチーズ。乳清とは牛乳からチーズを作る時に固まらなかった残りの成分のことで、ブッラータはモッツァレッラチーズを作るときに出るその残り物を再利用すべく考え出されたものだそうです。
このブッラータで有名なのはバーリをやや北上したところにある、アンドリア(Andria)という町。近くには世界遺産でイタリアの1セント硬貨にもデザインされている「Castel del Monte カステル・デル・モンテ」があります。

ちなみにおじいちゃんがくれたのは本場も本場、そのアンドリア産のブッラータ。(≧ω≦)再び感謝!
アンドリアにはブッラータを置いているお店はたくさんあるそうですが、その中でも特にクオリティーが高く地元で大変評判の良いお店があるとのこと(他からの情報、でも肝心な店名や住所が不明←知っている方は教えて下さいませ)。いつか行ってみたいなぁ。

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フィレンツェ中心部では「PEGNA」(ペーニャ/ペニャ)という名の老舗のスーパーでプッラータが入手可能。
<値段> €14,70/kg
<住所> Via dello Studio, 8 (ドゥオーモそば)

その他のスーパー「CONAD」
<値段> €14,32/kg
<住所> Via De' Bardi 45/47 (ヴェッキオ橋そば)
*中央市場(Mercato Centrale)にもありそうですが、不明。今度調べときます。

その他「Mangiafoco」(マンジャフォーコ)というお店でも食べられるようです。
<住所> Borgo SS. Apostoli 26r(ブランド街のトルナブオーニ通りから入る路地、アルノ川近く)
<営業時間> 12:00-15:00、18:00-22:00
<休み> 日曜日

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by girasole7 | 2011-11-27 21:06 | 日記・その他