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国の登録有形文化財 「金具屋旅館」

〜渋温泉〜

地獄谷のお猿さんたちと同様、今回の旅行でとても楽しみにしていたのは、渋温泉の名宿「金具屋」に泊ることでした。ここは「斉月楼」と名付けられている部分と、建物奥の最上階にある「大広間」が国の登録有形文化財に認定されており、以前から大変興味を持っていた旅館です。
また、「千と千尋の神隠し」に登場する油屋のモデルとなった旅館の一つとしても知られています。

地獄谷温泉にも近く(バスで約10分)、また渋温泉街自体も木造の古い宿が建ち並ぶ非常に趣のある場所なので、まさに一石二鳥!いや三鳥!この時期は雪化粧により、より一層風情を増しています。

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〜金具屋旅館〜

有形文化財なだけあってとても立派な外観です。もともとは鍛冶屋であったことから「金具屋」という名前が付けられているとのこと。創業1758年なので、250年以上の歴史があります。幾度か増改築が行われているようですが、前述の「斉月楼」と「大広間」は昭和11年、今から75年ほど前に建てられたもの。当時の館主と宮大工が全国各地の名旅館を1ヶ月以上かけて見て回り、着工から完成まで約3年の歳月を要したそうです。「斉月楼」は下の写真の中で一番目立っている4階建ての部分です。

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a0207108_465052.jpg←こちらが「大広間」
本間130畳の広さがあります。
この広間の見所は何と言っても天井部分で、格子の中にさらに格子を加えた二重格天井となっています。美しい細工ですが、これは戦後に修復されたもの。昭和20年に大雪で天井が落ち、その時の修理でもともと一重だったのを二重にしたそうです。これは戦後の材木不足で各格子の中に収めるはずの一枚板がなく、やむを得ず板を継ぎ足したため、見た目の悪さをごまかす措置だったとか。
また、天井と壁の間のアーチ状の細工は「折上げ」と呼ばれるもので、宮大工の優れた技を駆使して造られたもです。建物全体は木組みで出来ており、釘をほとんど使わない伝統的な軸組工法が用いられています。

下の6枚の写真はそれぞれ「斉月楼」の内部を撮影したものです。非常に凝った内装ですね。
それぞれの部屋を家と見なして造られているため、入り口には玄関扉が、窓や壁には軒が取り付けられています。またところどころに歯車のようなものや古い木材が見受けられますが、実はこれらは水車の部品。「斉月楼」建設時に敷地内にあった水車が取り壊され、こうして再利用されたのだそうです。

建物内には1階から4階までを貫いている通し柱が10本以上あり、最上階には幅広一枚板の高価な床材が使われています。他にも富士山や番傘をモチーフにした窓があったりと、とにもかくにも趣向を凝らし贅を尽くしに尽くした建物。ただ泊って食べて温泉に入るだけではなく、このような珍しく貴重なものを見ることができるのもこの旅館の大きな魅力です。

ここでは毎日17:30から始まる(約30分)館内文化財巡りに参加できます。*参加無料、要予約
金具屋のホームページ

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渋温泉街には外湯が10カ所、足湯が2カ所あり、どれも源泉掛け流し。しかも無料で入れます。
偶然出会った地元の人に家のお風呂も温泉なのかどうか聞いてみたところ、家にお風呂はなく毎日外湯に入りに行くとの答えが返ってきました。外湯は地元の人たちの共同浴場でもあるんですね。
それにしても毎日温泉に入り放題とはなんと羨ましい環境。いつまでも健康で過ごせそう。いいなぁ。
渋温泉/外湯マップ

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by girasole7 | 2012-02-12 08:39 | 日本旅行