このあいだ日本へ帰省したときに、学生時代の友達と集まり博多駅で食事をしました。
去年大々的な改装が終わり新しいお店も増え、かつ集まりやすいという理由で場所がそこだったわけですが、博多駅ということもあり必然的に「幻のCM」の話題になりました。
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去年(2011年)の3月12日は九州新幹線全線開通の日でした。
鹿児島で着工されたのが平成3年(1991年)とのことですので、全線完工までに20年もの歳月を要したことになります。つまりはそれだけ長い間皆が待ち望んでいた記念すべき日だったわけです。
しかし震災の翌日ということで、その日のために用意されていた各種イベントはほとんどが自粛、キャンセルとなり、さらに「幻の〜」と呼ばれるそのCMもお蔵入りとなってしまいました。
ここでその「幻のCM」とは一体何なのか、知らない人のために簡単に説明。。
---虹色に彩られた新幹線が鹿児島から福岡までを走り、沿線の人たちが祝賀ウエーブする様子などを撮影したもの。全線が開通する3月12日に合わせ9日から放映されるも、東日本大震災の影響で中止。
しかしたった3日間の“幻のCM”だったにもかかわらず、動画サイトに投稿されるや否や、あっという間に200万アクセスを超え、国際的評価をも得ることに。2011年カンヌ国際広告賞の「アウトドア部門」で金賞、「メディア部門」で銀賞、「フィルム部門」で銅賞を受賞。(他から引用)---
CMの撮影は2月20日に行われ、雨模様だったにもかかわらず1万人以上の参加者があったそうです。
もちろんぶっつけ本番の一発撮りです。
ではさっそくご覧下さい。
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初めてこのCMを見たときは涙が止まりませんでした。
私の生まれ育った故郷が映っているから、、ではないです。
もちろん古里を懐かしく思う気持ちはあります。でもその種の涙ではありませんでした。
ここに映っている人たちはみんな笑顔で幸せそうです。
待ちに待った開通で歓喜に溢れ、体全体で手を振り、一心不乱に列車を追いかけています。
きっと大勢の人の心がひとつとなり、真に喜んでいる姿がこの感動を呼ぶのだと思います。
延々と続く田園風景は東北のそれとも重なります。
かつてない悲しみと辛さと苦しさに耐える一年であったと思います。
大切な人を失った方、家、財産、仕事、そして生きる希望さえも失った方、、
このCMを見て、一人でも多くの方に笑顔や元気を取り戻してほしいと切に願っています。
一日も早い復興を祈りつつ。
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