爽やかホハ・ホーラ!

girasole7.exblog.jp
ブログトップ

レオナルド・ダ・ヴィンチの幻の壁画発見!?

レオナルド・ダ・ヴィンチの幻の壁画について貴重な情報を得ましたので、さっそくご報告致します。
先日の3月13日、アメリカのLos Angels Times紙で次のような報道がされていたようです。
内容を要約すると次のような感じ・・


a0207108_2303828.jpg---16世紀初め、レオナルド・ダ・ヴィンチによってフィレンツェのヴェッキオ宮殿の大広間に描かれた壁画「アンギアーリの戦い」。16世紀半ばに行われた改修工事で失われたとされていたが、500年の時を経ていまだ現存していることが確認された。

イタリアの美術史家マウリツィオ・セラチーニ教授は、1563年にヴァザーリによって500人大広間に描かれたフレスコ画『マルチャーノ・デッラ・キアーナの戦い』の裏にダ・ヴィンチの『アンギアーリの戦い』が隠されていると以前から主張してきた。ヴァザーリの描いた兵士の1人が持つ旗に"Cerca trova"「探せば見つかる」とのニュアンスを含む文字が記されており、これがヒントであるという。

教授は、尊敬する師ダ・ヴィンチの作品をヴァザーリが傷つける筈がない、と確信している。
調査チームがヴァザーリの壁画にドリルで小さな穴を開けたところ、絵の下に空洞が存在していることがわかった。さらに開けた穴を通して採取した顔料のサンプルを解析すると、ダ・ヴィンチが「モナ・リザ」や「洗礼者聖ヨハネ」で使用したものとほぼ同じという結果が得られた。

これによりダ・ヴィンチの壁画がヴァザーリの壁画で覆い隠されていたことが明らかになった。
30年間「アンギアーリの戦い」の謎に挑み続けてきたセラチーニ教授は「この顔料はレオナルドだけが使っていたものなのです」と話す。---

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



a0207108_237397.jpg←こちらがレオナルド・ダ・ヴィンチの『アンギアーリの戦い』(壁画中心部)
ルーヴェンスによって模写されたもの。

1500年代に入って間もなく、フィレンツェ共和国はヴェッキオ宮殿(政庁舎)の大会議室「500人大広間」を飾るため、レオナルド・ダ・ヴィンチとミケランジェロに壁画の依頼をしました。

この偉大なる二人の巨匠が顔を合わせて同じプロジェクトを同時期に手がけたのはこの時だけ。

ダ・ヴィンチは『アンギアーリの戦い』、ミケランジェロは『カッシーナの戦い』の制作にそれぞれとりかかりますが、しかし残念なことに双方未完成のまま終わってしまいます。もし完成していればどちらも高さ5-7m、幅17,5-18mの超大作でした。

アンギアーリの戦い(Battaglia di Anghiari)
15世紀半ばトスカーナ地方のアンギアーリにて、フィレンツェとミラノの間で行われた戦い。
フィレンツェが勝利。

カッシーナの戦い(Battaglia di Cascina)
14世紀半ばフィレンツェとピサの間で行われた戦い。フィレンツェが勝利。

『アンギアーリの戦い』はダ・ヴィンチ最大の作品であり、彼は『最後の晩餐』の苦い経験から新しい手法に挑戦しました。しかし途中で表面の絵の具が流れ落ち色が混じり合ってしまい、応急措置も空しく道半ばで諦めるざるをえなくなりました。

一方ミケランジェロは、入浴していた兵士たちが不意打ちを喰らう場面を描写していましたが、下描きが終わった頃に教皇の墓を手がけるようローマへ呼び戻されてしまったため、残念ながら彼の作品も途中で打ち切りとなってしまいました。
a0207108_1155072.jpg

しかし彼らの作品はしばらくそのままの状態で残され、
後にミケランジェロの絵は彼を妬んでいた画家によってめちゃくちゃにされてしまいますが、ダ・ヴィンチの絵は多くの画家たちによって模写されました。

ミケランジェロによる『カッシーナの戦い』、下書き→


約半世紀が過ぎ、大広間はコジモ1世の命により改築、拡張されます。改修はヴァザーリ(建築家・画家)を中心に行われ、この時、ダ・ヴィンチの未完成の壁画は壁ごと失われたと考えられていました。

しかし先述のように、セラチーニ教授率いる研究チームのX線や科学的技術を駆使した熱心な調査によって、ヴァザーリが手がけたフレスコ画『マルチャーノ・デッラ・キアーナの戦い』の裏に1〜3cmの空洞があることが分かり、そこに古い壁、すなわちダ・ヴィンチの手がけた壁画がまだ残っていることが判明します。。。

・・・・・・・・・・・・

これは言うまでもなく、世紀の大発見となりそうですね。

しかし、ヴァザーリもドゥオーモのクーポラの天井画などを手がけたフィレンツェを代表する巨匠の一人です。貴重な彼の壁画を傷つけることなく、どうやってその裏にある壁画を表に露出させるんでしょうね。今後の展開が気になります。

a0207108_1542461.jpg
←ヴァザーリによる
『マルチャーノ・デッラ・キアーナの戦い』
(Battaglia di Marciano della Chiana)


この巨大なフレスコ画の裏にダ・ヴィンチの壁画が隠されているとのこと。

a0207108_22371644.jpg
イタリアで一番広い部屋、500人大広間、ヴェッキオ宮殿、フィレンツェ
Salone dei Cinquecento/Palazzo Vecchio, Firenze

ヴェッキオ宮殿は有料ですが中を見学できます。フィレンツェカードも使えますよ (*^^*)♪
料金や入場時間など詳しくはこちら

===============================================================================================================

↓↓↓ランキングに参加しています。この情報が気に入った方はポチッ!!
皆様の1クリックを励みに頑張ってます。今日も応援よろしくお願いします!!\(^o^)/

にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村
[PR]
by girasole7 | 2012-03-17 03:14 | 見どころ・美術館情報 | Comments(4)
Commented by arlecchino at 2015-07-20 07:40 x
girasole7 さん ヴァザーリの絵の下にダ・ヴィンチのオリジナルが眠っているとするセラチーニ教授の記事のお話し、ありがとうございます。研究・調査が進み、フィレンツェの軌跡と呼ばれる日が来ることを願ってやみません。
Commented by girasole7 at 2015-07-23 07:40
arlecchinoさん、コメントどうもありがとうございます。
一時期ヴェッキオ宮殿の500人広間の壁にこの調査のための覆いがかけられていた時は本当にドキドキしました。
が、結局いまだ謎のままのようですね。
技術が進んでいつか壁の向こうに眠っているであろうダヴィンチの絵を見ることができたら、、
そう願わずにはいられないですね。
Commented by srozaki at 2015-08-10 23:44 x
こんにちは。こちら酷暑の日本では8月9日の日曜日まで下記の展覧会が開催されていました。拝見に伺いました。そちらで五百人広間にまた立ちたいです。
twitterで本日こちらの記事を紹介しました。
http://www.fujibi.or.jp/anghiari.html
Commented by girasole7 at 2015-08-11 06:28
srozakiさん、展覧会記事の紹介どうもありがとうございました。
さっそく拝見しました。このダ・ヴィンチの壁画(本物)がいつか私たちの目の前に現れてくれることを願うばかりです。
またヴェッキオ宮殿にもお越し下さいね(^^)