爽やかホハ・ホーラ!

girasole7.exblog.jp
ブログトップ

フィレンツェのパスクア名物 "Scoppio del Carro"

a0207108_9162822.jpg

すでに数日経ってしまいましたが、4月8日はパスクア/イースター(復活祭)でした。
キリスト教ではクリスマスと並ぶ最も大事な日。ヴァチカンはもちろんイタリアでも各教会で特別なミサが執り行われ、各家庭では親戚や友人が集まって豪勢なお食事会(昼食)となります。

Pasqua/パスクアとは?
十字架にかけられ死んでしまったイエス・キリストが三日後に蘇った(復活した)ことを記念する日。
「春分の日以降、最初の満月の次の日曜日」で祝うため毎年日にちが変わります。そしてそのパスクアに合わせて行われる宗教行事「枝の主日」「カーニバル」なども毎年時期がズレます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

フィレンツェではこの日"Scoppio del Carro"と呼ばれる伝統行事が行われます。
今から900年程前に起源をもつ長〜い歴史ある催し物で、それを一目見ようとイタリア全土そして世界各国から見物客が押し寄せ、そのためこの時期フィレンツェのホテルはどこも飽和状態となります。

・・そんな超有名なフィレンツェの一大ビッグイベントですが、わたくし、今まで一度も見たことがありませんでした。←∑( ̄Д ̄;)エェッ!? 決して興味がなかったわけではないですよぉ。。
たまたまその時期フィレンツェにいなかったり、仕事で見れなかったり、天気が悪くて行くのをやめたり、、まぁそのうち、と思っている間に10年ちょっと経ってしまっただけです。。(;^_^A

しかし、今年は絶対に行く!と心に決め、事前に天気予報をチェックしてみると8日の朝は、、、
天気悪っ!! もう雷のマークまで出てましたからね。私の記憶にある限りパスクアはいっつも天気が悪い!(○`ε´○)でも雨にも負けず風にも負けず、がんばって行ってきました〜!

*「Scoppio del Carro スコッピオ・デル・カッロ」、直訳すると→「山車(だし)の爆発」

=============================================================================================================



4月7日(土)
さてさてこの伝統行事、実は前の晩から始まるんですが、その時の様子はというと。。

写真左上・・まず21時、古式仮装した鼓笛隊によるパレードが始まります。
写真中央・・行列がヴェッキオ宮殿(市庁舎)に到着。フィレンツェの紋章旗(Gonfalone/写真右上)と市長が加わり、みんなでサンティ・アポストリ教会へ移動します。

写真左下・・教会にて祝別式が行われた後、サント・セポルクロの石が収められた聖遺物箱と聖火を持って再び行列開始。今度はドゥオーモ広場へと移動します。
写真右下・・ドゥオーモ前で儀式が行われたあと薪に聖火が灯されます。そして最後に大きなロウソクに火が移され、ドゥオーモの中へ運ばれて行きます。

この日は焚き火が強風にあおられちょっと危なっかしかったですね。。ロウソクは焚き火の横にかすかに写ってるんですが、分かりますか?もう立ち位置が悪すぎて、ドゥオーモ前で何が行われているのかさっぱり見えず、かといって今更場所を移動することもできず、、次回はがんばります!

a0207108_5411893.jpga0207108_5414136.jpga0207108_542036.jpga0207108_5422026.jpga0207108_5424054.jpg

=============================================================================================================

4月8日(日)
朝起きてみると晴天!! あれ?天気予報ハズれた?やっぱり私は晴れ女?(= ̄▽ ̄=)♪などと浮かれながら傘も持たずにチェントロ(中心街)へ。

さてこの日の朝なんですが、どうも3つのグループが同時進行で動くようです。
まず9時頃、例の「火車(愛称Brindellone)」がVia il Pratoにある保管庫から出され、古式仮装の行列に先導されながら街の中心部へと運ばれてきます。
次に別のグループ(旗ふり部隊)が合流点であるレプッブリカ広場へ向かいます。
そしてもう一つのグループ(鼓笛隊)は昨夜と同じくヴェッキオ宮殿経由でサンティ・アポストリ教会へ行き、そのあと聖石の箱や聖火とともにレプッブリカ広場へ移動して他のグループと合流します。

とどのサイトにもこんな感じで書かれてるんですが、実際私が追いかけた「鼓笛隊」はヴェッキオ宮殿には行ったんですけどサンティ・アポストリ教会へは行かなかったんですよね。ん~よう分からん。。

この日は6月に開催される「Calcio Storico/中世サッカー」の組み合わせ抽選会も行われるので、各代表がそれぞれのチームの旗(赤・青・白・緑)を持ってパレードに参加します。
↓↓写真左上:中央に写っているおじさんが持っているボールは実際に試合で使われるものです。後ろには何気にフィレンツェのシンボル「Leone marzocco/ライオン・マルゾッコ」も写ってます。(^^)

a0207108_951177.jpga0207108_9502.jpga0207108_95476.jpga0207108_97247.jpg
=============================================================================================================

a0207108_564982.jpg<Piazza della Repubblica/レプッブリカ広場>

おぉぉっ!!
ついに「Brindellone/ブリンデッローネ」登場!
・・けど想像してたよりちょっと小さいかも。
一説によると500年以上も前から使われているかなりの年代ものらしいです。

昔ながらのスタイルで「火車」を引く4頭の牛くんたち。キアニーナ種ですね、これは。
キアニーナと言えばビステッカ。。(^_^;)
a0207108_98795.jpg
a0207108_981839.jpg
←車輪はこんな感じ。ボディには上から下まで火薬がぐるぐる巻きに取り付けられています。
「危ない危ない!どいてどいて!」と、係員がギャラリーを押しまくるので写真を撮るのが大変。(汗)

a0207108_99020.jpg




ご婦人方が引いて行く花車には、カゴに入った卵とオリーブの葉がのっています。
これらは後でドゥオーモ前に集まったギャラリーに振る舞われるそうですが、もちろん前の方に並んでないともらうのは難しいです。。


=============================================================================================================

パレードが終わり皆がドゥオーモ広場に集まるのがだいたい10時頃。この頃にはすでにかなりの人だかりが出来ています。最前列で「火車のショー」を見るには少なくとも8時半ごろから場所を確保しないといけないようですが、パレードを見ていたらそんなことは不可能。場所取りを優先するかパレードを優先するか、、難しい選択です。

a0207108_6372789.jpg←パレードを見ていた私はここまで近づくのが精一杯。前方にかすかに目的の物が見えます。これは腕を上に延ばして撮った写真なので、実際はもっと視界が悪いです。なるべく自分より背の低い人の背後へ移動。
この辺から急速に怪しくなる空模様。
あれれ?晴れてたんじゃ、、??

a0207108_6355773.jpg・・そして無情にも降り出した雨。。
悲しいほどにしっかりと降る雨の中せめてフード付きのコートを着ていたのが救い。ふと気づけば隣のおばさんの傘から垂れる雫が私の左肩をいい感じにびちょびちょにしてる。。

雨が降り始めた時に何人か人ごみから脱出して行った人たちがいましたが、私は傘を持たずともがんばってその場に留まりましたよ。どっちにしても動くのが億劫になるくらいすごい混みようなんです。

それなのに私の目の前に人の流れが。最悪。。みんな少しでもいいポジションを得ようと必死なのは分かるけど、人をかき分けながら進むこの人たちの肩や傘やバッグがぶつかってホントーにうざい。
そんな中、ス、スーツケースを持ったひと2人登場!何を好きこのんでわざわざこんな人ごみの中を通ろうとするかな??!!と思ってる矢先に逆方向から自転車2台登場!もう迷惑にもほどがある!
あんたたち、他にいくらでも道はあるやろ!!(`Д´)/ムッキー!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ドゥオーモ前で着々と準備が進んでいるようですが、人+傘で何も見えやしない!
セレモニーもサッカーの抽選会も「火車」の準備も何が行われているのかさっぱり分からず。
そして本番(11時開始)まであと少し。このまま雨が降り続いても「ショー」が始まったらみんな傘を閉じてくれるんだろうか、、などと案じていると、、、、5分前、雨が止んだ!!
「傘を閉じろ〜!」「雨は止んだぞ〜!」「傘を閉じるんだ〜!」の叫び声が飛び交う飛び交う。

・・そして、ついに!! 大聖堂の鐘、そして爆音とともに始まりました!
正確には「Colombina/パスクアの白い鳩」が飛んで来て「火車」に点火し始まるんですが、その大事な瞬間を、、、、、、、、、、、、、見逃した!! ∑(T△T) *鳩は作り物です。

a0207108_991834.jpgもうねぇ、始まると煙がすごすぎてわけ分かんないですよ。はっきり言って。

a0207108_9265220.jpg
時々こういうのが見れるくらい↓↓
a0207108_9271514.jpg
ちょっとだけいい感じに撮れた一枚↓↓
a0207108_93557100.jpg
*トップの写真は言うまでもなく他から拝借したものです。。

動画の方が数倍分かりやすいと思うので、興味のある方はこちら→YouTubeをご覧下さい。
鳩が飛んで行く様子もよく分かります(←見たら結構ビックリします)。鳩にはあのローソクで火をつけるんですね。( ̄。 ̄)ほほぅ…動画の中でも触れられてますが、鳩がちゃんと火をつけてくれないとその年によくないことが起きると言われており、一番最近では1966年にその失敗劇が起きてしまったそうです。66年と言えばそう、あの「大洪水」の年ですね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

a0207108_9542466.jpg←最後に天辺にある3つの箱がパカッと開いて終わりです。
開いた瞬間に歓声が上がります。

箱の中からはそれぞれフィレンツェのシンボル「ジリオの旗」、この祭事やドゥオーモに縁の深い「Pazzi/パッツィ家の旗」、そして「教会の旗」が出てきます。

この箱がちゃんと開かなかったところはやはり先ほどの鳩と一緒で不吉なことが起きると言われています。

爆音とともに火花が激しく飛び散っていた間、ドゥオーモ脇のジョットの鐘楼の鐘がずーっと鳴り響いていたのが印象的でした。

それにしても世界遺産の前でこんなにドンパチやって大丈夫なのかって真剣に心配しましたよ。本当に激しかった。。


この「火車のショー」が終わった瞬間、まるでそれを待っていたかのように再び降り出した雨。
これもまた神々しい出来事でした。。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この日はパスクアということで、その後ヴィーや彼の友達数人と集まり一緒に食事をしたんですが、、
実はヴィー、生まれも育ちもフィレンツェなのに、ただの一度も"Scoppio del Carro"を見たことがないらしい!もう、信じられない!と思いながら他の友達(全てフィレンツェ人)にも聞いてみると、「あ〜ボクも見たことがない」の返事ばっかり!←君ら地元のイベントに興味なさすぎ!!
試しに他の地元の人たちにも聞いてみたんですが、やっぱり誰も見たことないって言うんですよね。。
人が多いため行く気が失せるらしい。そんなもん?? (そういや私も山笠見たことないなぁ)

まぁこの人たちのことはさて置き、"Scoppio del Carro"一度は見る価値あり!です。

=============================================================================================================

↓↓↓ランキングに参加しています。この情報が気に入った方はポチッ!!
おかげ様で5位に浮上しました。今日も応援よろしくお願いします!!\(^o^)/

にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村
[PR]
by girasole7 | 2012-04-12 06:26 | 春のイベント3・4・5月