既にご存知の方も多いと思いますが,5月20日イタリア時間で午前4時ごろ、ボローニャの北約35kmのカンポサント付近でマグニチュード6.0の地震が発生しました。昨日の報道では夜勤で働いていた工場の作業員計4名、その他、高齢者2名が死亡とのことでしたが、今日になってまた1人犠牲者が増えたようです。負傷者は50人。
高齢者のうち1人は106歳のおばあさんで崩れた壁の破片に当たって亡くなり、もう1人はドイツ人女性で心臓発作で亡くなった(ショック死)そうです。
周辺では、今年1月にもM5.3の地震が発生していたとのこと。
今回は2009年のラクイラ地震ほど犠牲者は多くなかったものの建物の崩壊がひどく、フェッラーラ県、ボローニャ県などで教会や城といった歴史的建造物に大きな被害が出ているようです。
建物の被害→
現地画像
被災地域は畜産が盛んでパルミジャーノ・レッジャーノなどのチーズの産地として知られており、今回の地震でチーズ約20万個が被害を受け、損害額は5千万ユーロ(約51億円)にも上るとのこと。
パルミジャーノはイタリアの食卓では欠かせないもの。 今後チーズの値段は高騰するんでしょうか。
昨日も今日も天気が悪く冷たい雨が降り続いています。そんな中、住民約1万1000人がテントや自家用車、宿泊施設などで避難生活を強いられているそうです。
ここフィレンツェはボローニャから100kmくらい南に位置するんですが、やはりちょっとばかり揺れたらしいです。私は爆睡していたため全く気が付きませんでしたが(汗)。。
そしてヴィーはこんなときに限ってボローニャへ週末を利用して遊びに行ってました。
かなり揺れたはずなんですけどね、、友達と飲みまくってベロンベロンに酔っぱらっていたため全く気が付かなかったそうです(大汗)。。
イタリアはユーラシアプレートとアフリカプレートの境界にあり、また地中海火山帯にも属していることから日本と同じように火山が噴火したり地震が起きたりします。
ここで地震が起きたときに何が怖いかって、やっぱり建物が壊れやすいってことですね。
ラクイラで地震が起きた時は日本の耐震設計を見習うべきだとさんざん報道されたもんです。
イタリアには何百年も前に建てられた教会や建物がたくさんあります。これらの耐震性などたかが知れてます。私の住んでいる建物も100年以上は経ってるはず。怖いな〜、、と思いつつ常に爆睡。
今回は14世紀に建てられたフェッラーラのエステンセ城の塔をはじめ、教会や劇場など多くの貴重な建造物に被害が及びました。イタリア人の知人がそのことについてひどく心を痛めてました。
地震が起こるたびに壊れていくイタリアの文化遺産。。
ヴィーもよく言ってます。
「もしもフィレンツェで大地震が起きてドゥオーモが崩れたら、、クーポラが無くなってしまったら、、」
もう恐ろしすぎて想像するのもイヤ〜!って感じですね。
・・そんな最悪な事態はこれからも絶対に起こりませんように。( ̄人 ̄)←祈り
でもまずは「日頃の備え」が大事ですよね。分かっていてもなかなか行動に移せないんですが、、
「天災は忘れた頃にやって来る」を肝に銘じ、最低限の準備だけはしておこうと思います。
とりあえず今回フィレンツェは大丈夫ということを、取り急ぎご報告まで。
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