お待たせしました。いよいよドゥオーモのテラスをご案内致します(^^)/
前回の記事を読んでない方はまずはこちらを⇒
Duomoテラスツアー『Cattedrale カテドラル』以前は年に一度だけ、ドゥオーモの着工記念日である9月8日のみ公開されていたそうですが、3年ほど前からガイド付きで徐々に一般公開が始まり今ではいつでも訪れることができるようになりました。
ここはだいたい高さにしてクーポラまでのちょうど中間くらいかな..?
途中までは降りる人専用の階段を逆行して上っていきます。
手すりの高さが腰の位置より低いのであまり身をのり出したりしないよう、特に手荷物、バッグやカメラなんかを落っことしたりしないよう注意されます。(高い所が苦手な人はちょっと怖いかも^^;)
クーポラやジョットの鐘楼とはまた違う目線。ツアーに参加した者だけが通れる場所。
なんだかとっても特別〜な気分が味わえます♪
このとき私たちが参加したのはイタリア語の方なんですが、全部でたったの2組/6人でした。
ガイドさんの説明を間近で聞くことができ、質問し放題。ほとんど個人ガイドのような感覚です。
いつもこうとは限らないでしょうが、英語のグループは常に参加者が多いらしくこのときも定員いっぱいな感じでしたので、イタリア語が少しでもできる方は伊語グループの方がお勧めです。分からないときは親切に教えてくれます。
右下の写真はドゥオーモ建設の際に使われていた道具や足場。クーポラに続く階段の途中でこの展示室が現れるんですが、テラスへはここから出て行きます。
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↓↓テラスには所々このようなものがあります。ちょっと分かりにくいですが薄緑色の長い棒は避雷針。
クーポラの天辺には十字架と金の球がくっついてますが、その昔雷で下に落ちてしまったことがあり、18世紀初めにこのような避雷針をテラスに立てるようになったとのことです。
そしてその手前にあるのは旗立て。ここには祭事があるときだけこのような旗が立てられます↓↓
青地に羊の絵がデザインされてます。
これはドゥオーモの建築依頼主であり、また資金面でも大きく貢献したフィレンツェ毛織物業組合の旗。
ジョットの鐘楼を真横に見ながら通り過ぎる...そんな私たちを鐘楼を上り下りしている人たちが立ち止まって指差して見てます。
あぁ〜!あんなとこを人が歩いてるぅ!! これまたいい気分 (* ̄∇ ̄*)フフッ
↓↓ファサード(正面)のバラ窓が目の前に。
近くで見るとかなりの大きさ。
Battistero di San Giovanni サン・ジョヴァンニ洗礼堂
この洗礼堂は11〜13世紀初めにかけて造られたものでドゥオーモよりもさらに古い建物です↓↓
ドゥオーモのクーポラ(丸屋根)は実際は上から見ると八角形なんですが、これは洗礼堂の形・八角形に合わせてデザインされたもの。
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ここで一旦中へ。ファサードは表でなく裏を通って横切ります。また違った目線でのカテドラル見学。
下にいるときはよく分かりませんが、上から見ると幾何学模様の床のモザイクがとてもきれいです。
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さてテラスを歩いていると屋根の上に見かけるこれ↑↑
大きな植木鉢が点々と置かれ、その下に色が新しめの瓦が並べられてますね。
これね、屋根の修復用の瓦らしいですけど新しい状態で使うと色が浮いてしまうので、ある程度色がくすむまでしばらくこのように放置してるんだそうです。
さらにこの植木鉢。雨どいからちょうど雨水が落ちる位置に置かれてるんですが、よく見ると底に穴が開いてます。この穴は雨水を瓦の上に垂らすためのもので、やはり色をより早く変えるための工夫だそうです。
↓↓この日もクーポラにのぼるための長い行列ができてます。でもテラスツアーに参加すれば関係無し!
高い所へ来れば下を覗きたくなる。。
手すり低いですから気をつけて!
ところどころ人が一人やっと通れるような狭い箇所もあります。プチスリルが味わえるかも(;^_^A
テラスをぐるりと回り最後に到達する部屋。クーポラへ上がって行く途中にあります↓↓
実はここに展示されている彫刻は大理石ではなく簡素な石膏で出来ています。それはなぜかというと...
ドゥオーモ完成後、彫刻などの装飾品はしばらくの間揃っていなかったそうで、教皇などのお偉いさん方がフィレンツェを訪問した際これら石膏で即席に作った彫刻を並べごまかしていたとのこと。つまり「とりあえず何か置いとけ」ってやつですね。そして彼らがフィレンツェを去ると倉庫にしまい、また誰か重要人物が訪れると表に出す。なんとこんなことを3世紀にも渡って続けていたそうですww(笑)
テラスのガイドツアーはここで終わりです。このあとは自分たちだけでクーポラへのぼります。
ツアーはカテドラルとテラスで大体1時間くらい。あとは気が済むまで頂上を満喫します (*^^*)
次回はクーポラを紹介。「Duomoテラスツアー」最終回です。
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