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Calcio Storico Ⅱ 中世のパレード

Sfilata del Calcio Storico Fiorentino 
スフィラータ・デル・カルチョ・ストーリコ・フィオレンティーノ
Calcio Storico Ⅱ 中世のパレード_a0207108_3442855.jpg

さて、「Calcio Storico カルチョ・ストーリコ」の試合に興味のある人もない人も、ぜひ見て頂きたいのが試合前に行われるこのパレード(Sfilataは行列・パレードという意味)。
中世の衣装に身を包んだ人々が、鼓笛隊のリズムに合わせてフィレンツェの旧市街を練り歩く様は圧巻です。

<開催日時>
・6月18日、19日、24日(2011年)・・・Calcio Storicoの試合日と同じ。
・パレードが始まるのは16:00ごろ。

<コース>
サンタ・マリア・ノヴェッラ広場 → レプッブリカ広場 → シニョリーア広場 → サンタ・クローチェ広場
所要約2時間。

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Calcio Storico Ⅱ 中世のパレード_a0207108_644668.jpgCalcio Storico Ⅱ 中世のパレード_a0207108_651730.jpgまずは鼓笛隊の演奏から始まります。
(サンタ・マリア・ノヴェッラ広場)

それぞれの楽器にはフィレンツェのシンボル「Giglio ジリオ」のデザインが見受けられますね。それにしても皆の衣装がとても色鮮やかです。

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Calcio Storico Ⅱ 中世のパレード_a0207108_6541446.jpgCalcio Storico Ⅱ 中世のパレード_a0207108_6553056.jpgCalcio Storico Ⅱ 中世のパレード_a0207108_654587.jpgCalcio Storico Ⅱ 中世のパレード_a0207108_656417.jpgCalcio Storico Ⅱ 中世のパレード_a0207108_6563755.jpg

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つづきはこちら
# by girasole7 | 2011-06-24 10:04 | 夏のイベント6・7・8月

Calcio Storico Ⅰ 中世のサッカー/徹底追跡

Calcio Storico Fiorentino  カルチョ・ストーリコ・フィオレンティーノ
~フィレンツェの歴史あるサッカー~


Calcio Storico Ⅰ 中世のサッカー/徹底追跡_a0207108_214572.jpg通常「Calcio Storico カルチョ・ストーリコ」、または「Calcio in Costume カルチョ・イン・コストゥーメ」と呼ばれます。
「Calcio」は「サッカー」、「in Costume」は「(中世の)衣装を着た」という意味ですが、このことからも分かるように、これは中世の時代からなんと500年以上も続く、長~い歴史を持った伝統的なスポーツ行事なんです。そしてこのスポーツは現在のサッカーやラグビーの原型とも言われています。つまり、ここフィレンツェがそれらスポーツの発祥の地なんです!
(*左の写真は他から拝借したものです。)


<開催時期>
近年、決勝戦は6月24日、フィレンツェの守護聖人サン・ジョヴァンニ・バッティスタの日に行われるのが恒例となっていますが、準決勝戦は毎年日程が変わりますのでご注意ください。下記日程は2011年のものです。
*時間は17:00~19:00(試合前のパレード含む)で組まれていますが、少し遅れることがあります。

   準決勝・・BIANCHI・白(勝) X ROSSI・赤(負) ・・・ 6月18日(土)
         AZZURRI・青(勝) X VERDI・緑(負) ・・・ 6月19日(日)

   決勝・・・・BIANCHI・白 X AZZURRI・青 ・・・ 6月24日(金) 
        *2011年はAZZURRI・青が優勝しました。
 

<開催場所>
Calcio Storico Ⅰ 中世のサッカー/徹底追跡_a0207108_727453.jpg
Piazza Santa Croce
サンタ・クローチェ広場
                 




<チケット売り場>
Calcio Storico Ⅰ 中世のサッカー/徹底追跡_a0207108_731311.jpgTeatro Verdi ヴェルディ劇場 
Via Ghibellina 101
10:00~13:00、 16:00~19:00 月-土 (日・祝休み)
*試合当日(18日、19日、24日) 11:00~18:00
          


Calcio Storico Ⅰ 中世のサッカー/徹底追跡_a0207108_735681.jpgBox Office ボックスオフィス 
Via delle Vecchie Carceri 1
9:00~19:00 月-金 
9:00~14:00 土 (日・祝休み)  
*チケット発売開始・・5月31日      



<チケットの料金>
特別席/中央=€40、特別席/脇=€30、一般指定席=€20、一般自由席=€15
*前売り券はそれぞれプラス€5
*大変人気がありますので、チケット購入はお早めに。

つづきはこちら
# by girasole7 | 2011-06-23 10:14 | 夏のイベント6・7・8月

続・いつも開いている窓

*先日の「いつも開いている窓」をまだご覧になってない方は、先にそちらをご覧下さいませ。

続・いつも開いている窓_a0207108_319426.jpg
さて、この「いつも開いている窓」の記事を書くにあたって、私をひどく悩ませたことがありました。
それはその「窓」があるのがPrimo Pianoプリモ・ピアノ(1階、日本で言う2階)なのかSecondo Pianoセコンド・ピアノ(2階、日本で言う3階)なのか、一体どっちなのかということです。

本やインターネットで調べてみると、たいてい「セコンド・ピアノの最後(右端)の窓」とあります。
しかし、一部の地元の人の話や近くの*バス停に書かれている内容では「プリモ・ピアノの最後(右端)の窓」とあります。

では実際に自分で確認しに行ったらいいんじゃないか、、、、、、、ええ、確認しました。何度も。。。
でも右端にタテに並んだそれらの窓は、いつ見ても二つとも同じように開いていて、どっちが「例の窓」なのか全く判断できないのです。


できればここの住人に直接話を聞きたい、、そう思い(念じ)ながら建物を眺めていたら、ある時、運良く、一人の紳士がその家の中から出てきました(念じた甲斐があった!)。
このチャンスを逃してはならない!
その家の関係者ではない可能性もありましたが、私は意を決して突撃インタビューを試みることにしました。
その紳士は見た目もきちんとしているなら応対もきちんといしていて、私の不躾な質問にいやな顔もせずちゃんと答えてくれました。

紳士曰く、「世間ではセコンド・ピアノとも言われていますがそれは間違いで、実際はプリモ・ピアノなんです。なぜならセコンド・ピアノは後から増築されたもの、つまり当時はまだ存在していなかったからです。」
「セコンド・ピアノの窓も常に開いているのは、その、、つまり、、あちこちでセコンド・ピアノと公表され、そう思い込んでいる人がたくさんいるからです。」

・・・ということで、本当は「プリモ・ピアノの窓」が正解。「セコンド・ピアノの窓」はそう思っている人たちのためにわざわざ開けているだけ、ということでした。             

・・・紛らわしい。。っつーか、真実を貫く意志なし。。

さらに、「広場の中央にある騎馬像は、彼女が帰りを待っていた夫だという噂がありますが、本当ですか?」との問いに、「いえ、それも違います。あの像はメディチ家出身、トスカーナ大公三代目のフェルディナンド一世です。彼女の夫ではありません。夫だということにするとロマンチックなので、そういう噂が広まっているだけです。。。」

・・・言われてみれば、騎馬像には確かに「FERDINANDO PRIMO フェルディナンド一世」と書かれています。
彼女の夫の像ではなかったのは大変残念でしたが(ジーンとしていただけに)、でも大きな収穫を得る事はできました。


家に帰り、さっそくその事をヴィーに報告してみました。すると、、、
ヴィー曰く、「プリモ・ピアノじゃなくて、「セコンド・ピアノ」が本当だ。自分は「セコンド・ピアノだけ」が開いているのをこの目で見たことがある。」「それにあの建物は後から建て増ししたんじゃなくて、最初っからあの大きさで建てられたものだ。3階建てというのは当時の建築スタイルの典型だ。大体どうやったら増築しているように見えるんだ。」・・とのこと。(す、すごい自信・汗)

まさにその家の関係者がプリモだと(+増築しているものだと)言っているにもかかわらず、それを全面的に覆しあくまでもセコンドだと言い切る大胆さ。さすが自称フィレンツェ通のヴィー氏。彼の右に出る者なし。


・・・なんだかプリモでもセコンドでも、どちらでもいいような気がしてきました(さすがに疲れた)。
ま、とにかくそういう伝説があるということで、今日のところは終わりにしたいと思います。



続・いつも開いている窓_a0207108_6233732.jpg続・いつも開いている窓_a0207108_524486.jpg←サン・マルコ広場のバス停
(例の「窓」のあるサンティッシマ・アンヌンツィアータ広場は、このすぐ近くです。)ここには「窓」についての伝説が書かれています。そしてしっかり「Primo Piano プリモ・ピアノ」とも書かれています。
たまにですが、その近辺にまつわる伝説が、このようにバス停で紹介されるようになりました。最近のATAF(フィレンツェ市内バス)は洒落たことをなさる。。

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# by girasole7 | 2011-06-19 06:22 | おもしろ昔話/伝説

いつも開いている窓

ダヴィデ像で有名なアッカデミア美術館のそばに"Santissima Annunziata サンティッシマ・アンヌンツィアータ"という名の広場があります。この広場は同名の教会や捨て子養育院美術館があることで知られていますが、その他にもう一つ、知る人ぞ知る地元でちょっと有名なものがあります。

いつも開いている窓_a0207108_813194.jpg
それは『いつも開いている窓』

この窓のある建物は"Palazzo Grifoni Budini Gattai パラッツォ・グリフォーニ・ブディーニ・ガッタイ"

広場からDuomoドゥオーモの方を見ると、道をはさんで二つのPalazzoが建っていますが、問題の建物は右側、レンガ造りの赤茶色の方となります。


その「窓」はPersianaペルシアーナと呼ばれる日よけで閉められていますが、よく見ると下の部分が一部開いているのが分かります。なんと、その部分は何世紀も前からずぅ~~~っと開いたままなんです!!

なぜずっと開いたままなのか・・・
それにまつわる古い言い伝えがあります。その言い伝えとは・・・


*** *** ***


むかしむかし、、、
あるとても美しく若い娘がグリフォーニ家へお嫁に行きました。彼女は夫を心の底から愛し、それはそれは幸せに暮らしていました。しかし、二人の幸せは何ヶ月と続きませんでした。
夫グリフォーニ氏が、他の貴族たちとともに戦場へ赴くこととなったからです。

別れの日、武装し馬に乗った彼は家紋を掲げ仲間とともに去っていきました。
娘は例の「窓」から涙ながらにそれを見送りました。

それ以来、彼女は刺繍などをしながら一日の大半を窓のそばで過ごすようになりました。
そしてときどき広場に目を向けては、夫の帰りをじっと待っていました。

時は過ぎ、彼についての知らせは一向に届かず。。。
さらに悪いことに巡礼者や商人が運んでくる戦についての噂も決して良いものではありませんでした。
しかし彼女は悲嘆することなく窓の外の様子を見ながら待ち続けました。

何年もの月日が流れていきました。彼女はとうに若い娘ではなくなっていました。
日が経つにつれ彼女は少しずつ諦めるようになりましたが、しかし窓のそばを離れることはありませんでした。そこにいると短くも幸せだった夫との日々を思い出すことができたからです。

さらに時は過ぎ、彼女はもはや年老いた老婆となっていました。
彼女のお気に入りの時間は、相変わらずその窓から外を眺めることでした。
広場では子供たちが戯れ、商人たちは柱廊の下で商いをし、農民たちは荷車を引いて市場へ向かう...
窓の外にはそんなありふれた日常の世界がありました。

しかし彼女の記憶の中にはいつも、「軍旗を掲げ武装した騎士たちが出発していく...」
そんな映像が残っていました。。。

・・・・・・・・・

...そして彼女はその部屋で亡くなりました。
彼女の亡き骸を運び出す時、ふと誰かがその窓を閉めようとしました。

すると、部屋の中で大混乱が発生!!
本は宙に舞い、家具はグラグラ揺れだし、ランプの灯りは勝手に消え、絵は次々と床に落ち...

彼女の遺族は皆大変な恐怖を覚えました。
そして先ほど閉めようとした窓をまたすぐに開け放ちました。
...と、全てが落ち着き部屋の中はまた元の平静な状態に戻った、ということです。。。

それ以来、その「窓」は常に開いたままとなっているそうです。
彼女の魂がいつでも広場を眺めることができるように。。。


*** *** ***


いつも開いている窓_a0207108_8123725.jpg現在その広場の中央には一体のブロンズ製の騎馬像があります。
よく見るとその騎馬像は右斜め上方を見上げています。
そしてその視線の先には→ → → → → → → → → → → → → →

そう、あの「窓」があるんです!本当に!!
まるで自分帰りをずっと待っていた愛する妻に、「今帰ったよ。」
と告げているかのよう!!


じ~~ん、、勝手に感動。。。(*TωT*)


話はまだつづきます、、、ではまた明日。

いつも開いている窓_a0207108_5481227.jpg

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# by girasole7 | 2011-06-18 07:11 | おもしろ昔話/伝説

思いがけず見れたもの

思いがけず見れたもの_a0207108_18265376.jpg昨日(6月15日)、イタリアで皆既月食が観測されました。
夜のだいたい10~11時くらい。
私は月食が起こるなど全く知らず、いつものようにPCに向かっていました。
すると、、「ジュンコ!ジュンコォォォ!」と私を呼ぶ、けたたましいヴィーの声。。。
「一体何やろう、めんどくさー」と思いながら声のする台所へ行ってみると、「月が!月が!」と何やら一人でさわいでらっしゃる。手にはいつの間にか望遠鏡(←どこぞのメルカートで入手した安物)。そしてその望遠鏡を私に押し付け「これで月を見てみろ!」とおっしゃる。
言われるがままに見てみると(はっきり言って望遠鏡なしの方が見やすい)、確かに月の色がおかしい。雲で隠れているわけでもないのにうっすらとしていて、しかも一部赤みがかっており、それはそれは幻想的な色をしておりました。

「これは写真を撮らねば!」と、カメラを持ち出しさっそく撮影開始。
二人でカメラを奪い合いながら写真を撮りまくりました。
(上の写真はヴィーによるもの←私の助言でかろうじて成功した一枚)
そして、時間が経つにつれ月がだんだんもとの姿に変わっていく様子を見て、「これは月食だったんだ!」ということにやっと気付いた私たち。。珍しいもん見れてラッキ~♪

「これは神の、いや月のお導き」と言わんばかりに、ヴィーは月の異変に自分で気が付いたことに勝手に感動しておりました。゚・*:.。. 感(*´ω`*)動.。.:*・゜
その後も、月の様子が少しずつ変わる度にいちいちお呼びがかかったのは言うまでもなく。。あ~めんどくさ。。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

イタリアでは月食はEclisse エクリッセ、又は日食と区別してEclisse Lunare エクリッセ・ルナーレと呼ばれ、次の皆既月食は2011年12月10日(日本)、さらにそれ以降では2014年10月8日(日本)、2018年7月27日(イタリア)、、と続くそうです。
今回日本では6月16日の明け方に全国規模で観測されたとか。日本のみなさんもご覧になったんでしょうか。

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# by girasole7 | 2011-06-16 20:47 | 日記・その他