10月も終わりに近づき、フィレンツェもすっかり秋が深まって参りました。ふと見渡せば大通りの並木道も一斉に紅葉が始まっています。秋晴れの穏やかな午後、こんな日に行かずにはいられなくなる場所といえば・・・
"Giardino di Boboli ボーボリ庭園"
<入場料> 10ユーロ
*EU圏のみ無料・割引制度有
*チケットに含まれるもの
・陶磁器博物館
・衣装博物館
・銀器博物館
・バルディーニ庭園
<開園時間>
8:15 – 16:30・・11月~2月
8:15 – 17:30・・3月(サマータイム終了後の10月含)
8:15 – 18:30・・4,5,9,10月
8:15 – 19:30・・6月~8月
*閉館の1時間前まで入場可
ボーボリ庭園・・ピッティ宮殿に隣接する広大なイタリア式庭園。コジモ一世の命によって16世紀半ばに建設が始まり17世紀にやっと完成。当初メディチ家のプライベートガーデンとして造られたもの。ヨーロッパの王宮庭園の基礎的な存在で、ベルサイユ宮殿やシェーンブルン宮殿の庭園もこの影響を受けているそうです。

*広大な園内を隅々まで見るには最低2時間は必要。小高い丘をそのまま利用して造られているため立体的で変化に富み素晴らしい造形美ですが、その分アップダウンが激しいので歩き回るのに結構体力が要ります。履きなれた歩きやすい靴で行くのをお忘れなく。
*陶磁器博物館は庭園の中にありますが衣装博物館と銀器博物館はピッティ宮殿の中にあり、またバルディーニ庭園へはボーボリ庭園を一旦外へ出ることになります。園内の案内板でよく確認して下さい。
*フィレンツェ市民には無料で開放されています。Carta d'identità (IDカード)をお持ちの方は必ず持参して下さい。尚、ピッティ宮殿メインゲート以外の門から入るよう指示される場合がありますのでご注意下さい。
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<Palazzo Pitti, Anfiteatro>
正面にある建物がピッティ宮殿、そして写真では分かりづらいですが、その前に大きな円形劇場があります。
ピッティ宮殿は表の広場から見るより庭園側から見た方が、より美しく貫禄があります。
<Grotta del Buontalenti>
建築家、そして彫刻家、画家でもあるベルナルド・ブォンタレンティが手掛けた、天然の鍾乳石で出来ている洞窟風の建物。独得の雰囲気を醸し出す屋内は、フレスコ画や彫刻、モザイクがとてもきれいです。建物正面の上部中央にはメディチ家の紋章があり、また左手には
ヴァザーリの回廊が接しています(回廊見学の出口はここ)。


<Fontana del Bacchino>
彫刻家Valerio Cioli(ヴァレリオ・チョーリ)による「バッカスの噴水」。かなりインパクトのあるユニークな彫刻です。この亀の上にまたがっているのは「Nano Morgante 小人のモルガンテ」というあだ名で親しまれているBraccio di Bartolo(ブラッチョ・ディ・バルトロ)。16世紀半ばにフィレンツェに住んでいた実在の人物で、宮廷に仕えていたNani(小人症の人々)の中で最も有名で人気のあった人。ブォンタレンティの洞窟のそば、ピッティ宮殿の出口付近で見ることができます。
<Kaffeehaus>
カフェハウスと呼ばれる建物のそばからの眺め。フィレンツェ市街が一望できるとっておきのビューポイントです。
<Museo delle Porcellane>
ネプチューンの噴水を過ぎてさらに上を目指していくと陶磁器博物館があります。主にセーブル焼きやウィーン、ベルリン、マイセンの陶磁器、ジノリのコレクションが見れます。ここへ辿り着くまでがちょっと大変ですが、到着時に息を呑むような素晴らしい景色が待っていますのでがんばって下さいね!初夏にはバラが咲き乱れます。


<Vasca del Nettuno, Statua dell'Abbondanza, Viale dei Cipressi>
ネプチューンの噴水/池(左上)、豊饒の像(右上)、Viottolone(ヴィオットローネ)の名で知られる糸杉の並木道(右下)。この並木道を横にそれると複雑に曲がりくねった小道や木のトンネルやがあり、まるで森の中をさまよっているような感じでこちらの方が楽しめます。おすすめ!





糸杉の並木道を下るとこんな星型のモザイクが
<Vasca dell'Isola>
真ん中に小さな島がある楕円形の人工池。Isolotto(イゾロット)とも呼ばれます。
島の中央にあるのはFontana dell'Oceano(大洋の噴水)。休憩や読書に最適な場所。
<Viale dei Platani>
La Limonaia(ラ・リモナイア/冬場レモンの木を保管する建物)へ続くプラタナスの美しい並木道。
紅葉は10月下旬から11月初旬が見頃。この時期フィレンツェを訪れる方はボーボリ庭園は必須です!


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